「パソコンが重い」「ウイルスに感染している」「このままでは使えなくなる」── こうした警告とともに、突然画面が固まり、大きな警告音が鳴る。 そして表示される“サポート窓口”の電話番号。
近年、こうした表示をきっかけに電子マネーをだまし取られるサポート詐欺の被害が全国で相次いでいます。 本記事では、その手口の正体と、なぜ多くの人が引っかかってしまうのかを整理します。
突然表示される警告画面、その正体とは
「パソコンが重い」「ウイルス感染」の典型フレーズ
詐欺画面で使われる文言は、ほぼ決まっています。
- パソコンが重くなっています
- ウイルスが検出されました
- このままではデータが失われます
どれも不安を煽る内容ですが、実際にはシステムの診断結果ではありません。 多くはブラウザ上で表示されているだけの偽警告です。
警告音・フリーズ・操作不能が同時に起きる理由
詐欺画面は、全画面表示・連続音・ポップアップの連打によって、操作できないように見せかけます。
「閉じるボタンが押せない」「戻れない」という状況を作ることで、冷静な判断を奪うのが狙いです。
なぜ“電話をかけさせる”構造になっているのか
電話をかけさせる最大の理由は、相手のペースに引き込むためです。
通話が始まった瞬間から、時間制限・専門用語・断定的な話し方で畳みかけ、考える余地を与えません。
電子マネーを要求するのはなぜ危険なのか
カード番号を伝えた時点でお金は戻らない
電子マネーは、一度番号を伝えてしまうと取り消しがほぼ不可能です。
銀行振込やクレジットカードと違い、補償や返金の仕組みが弱い点が、詐欺師に好まれる理由です。
「番号が間違っている」と何度も買わせる手口
最初のカード番号を伝えると、「入力ミス」「制限時間超過」などと言われ、追加購入を要求されます。
これは典型的な手口で、被害額を徐々に積み上げるための心理操作です。
クレジットカードではなく電子マネーが狙われる理由
電子マネーは匿名性が高く、足がつきにくいという特徴があります。
「カード払いは危険」「個人情報が漏れる」と説明されても、それ自体が詐欺の一部です。
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